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メトロノーム③ 機能を使いこなそう!

リハーサルの録音って…

発表会やライブのリハーサルの際、録音や録画を希望する踊り手がたくさんいます。限られた時間のリハーサルを少しでも有効活用するための良い方法ですが、リハーサルの録音を使って自主練習を繰り返すことは避けるべきです。

 

何故なら、リハーサルの録音はリズムが不正確である可能性が高いからです。

 

歌い手やギタリストと言えど、普通の人間です。リズムが不正確になることもしばしばあるでしょう。そして、それ以上に厄介なのは、踊り手のリズムが不正確だった時に、それに合わせて演奏を行っている可能性が高いのです。

 

不正確な録音を聞きながら自主練習を重ねても、リズムの精度を上げることはできません。リズムの精度を上げるためには、より精度の高い相手(メトロノーム)との練習が必要になってくるのです。

 

 

メトロノームを使おう

機械であるメトロノーム以上に、リズムを正確に出せる人はいません。リズムの精度を高めるためには、メトロノームを使った練習が必要です。

 

ソロ・コンパスのようなリズムCDも併用して良いと思いますが、このようなCDは使いやすい反面、個人個人に合った練習プログラムを設定することはできないので、あまりオススメしません。

 

電子メトロノームの機能を最大限に活かした練習プログラムを考えながら、リズムの精度を高めるための練習を行っていきましょう!

 

 

いつズレるんだろう…?

メトロノームに合わせて練習していると、どんなにリズム感の良い人でも、ズレてしまうことがあるでしょう。「いつズレたのか?」少し考えてみましょう。

 

メトロノームは基本的に表拍を正確に鳴らすためのものですから、表拍が鳴った時にズレたことに気付くわけですが、ズレたのは表拍だけの問題とは限りません。

 

「ズレた拍の前の裏拍」の時点で既にズレていたかもしれません。3連符、4連符といった細かいリズムも同様です。表拍ではない箇所で既にズレていたものが、表拍で表面化した可能性が高いのです。

 

これでは、メトロノームを鳴らしながら練習しても、ズレていることに気付くだけで、リズムの精度を高める練習を行うことはできません。

 

 

 

細かい音を鳴らそう!

これこそが、リズムCDではなく、メトロノームをオススメする最大のポイントです。

 

しっかりした電子メトロノームには、表拍と表拍の間に細かいリズムを鳴らす機能が備わっています。その機能を活用して、裏拍、3連符、4連符を正確にとらえるようにしましょう。

 

TAMA RW200とフラメンコメトロノームMRC1で、細かいリズムを鳴らす方法を動画で解説しています。 

MRC1の操作方法

今回の練習では「通常モード」を使います。MODEボタンを押して切り替えてみましょう。

  

 

今回の練習では「通常モード」を使います。MODEボタンを押して切り替えてみましょう。

 

通常モードでSELECTボタンを押すと、テンポ表示が点滅します。SELECTボタンを押すたびに、テンポ→拍子→リズム→テンポ…と点滅する箇所が変わります。

 

点滅中にUP/DOWNボタンを押すと、点滅している箇所の設定を変えることができます。

 

細かいリズムを鳴らしながら練習する方法

メトロノームで細かいリズムを鳴らし、それら1つずつ全てをしっかりと意識して練習しましょう。

 

リズムが正確になってきたら、メトロノームから鳴らす音を表拍だけに減らして練習しましょう。

 

具体的な練習方法は、下の動画をご覧下さい。

(*)お詫び…動画の2’45~ 挿入画像のテンポが違ってました(T_T)

   3拍子130の間違いですm(_ _)m


 

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